店主紹介

Profile

本当に美味しいコーヒーを提供したい
オーガニック珈琲豆を扱う類なき焙煎士

自家焙煎珈琲専門店の名店カフェ・バッハ店主の田口護氏の元で焙煎技術を修得した赤富士珈琲店主の清勝紀。
大手喫茶チェーンの店長時代、効率と利益を重視する経営方針に不信を感じていたときに出会ったのが田口氏の著作でした。
本物のコーヒーを提供したいとの思いを強くして弟子入り。3年の修行を経て、2014 年に地元・富士市で開業。
独立後に出会った無肥料栽培家・岡本よりたか氏に影響を受け、今では無農薬・無化学肥料の珈琲豆を中心にラインナップしています。

開店以来、多くのお客様に支えられて
名店で修得した自家焙煎珈琲の技術

赤富士珈琲店主の清勝紀です。自家焙煎技術の第一人者であるカフェ・バッハ店主の田口護氏の元で3年間の修行を積み、焙煎技術を修得しました。2014 年の開店以来、厳選して仕入れて手作業で仕立てたコーヒーは多くのお客様に支えられ、今では日本のみならず海外の方からもお求め頂けるようになりました。

本来の姿を見失っているコーヒー業界
本当に美味しいコーヒーを提供したい

現在のコーヒー業界は、浅煎り偏重の流れ、ファッション性や効率重視など、本来の持つ美味しさや存在意義を見失っているように思います。コーヒー本来の美味しさは爽やかな酸味とキレのある苦味があり、心地よいコーヒー感が甘さの感覚で消えてゆく…。そして雑味が無くすっきり香り高く、何より体に良いものです。

効率を重視する喫茶チェーンに不信感
自家焙煎の名店カフェ・バッハで修行

自家焙煎珈琲の道に入る前は大手喫茶チェーンの店長でした。効率と利益ばかりを重視する経営方針に不信を感じていたときに出会ったのがカフェ・バッハ田口護さんの本。すぐに弟子入りを決め、以後3年にわたる修行を重ねました。焙煎技術などはもちろんですが、田口さんには〝本物〟にこだわる姿勢を学びました。

無肥料栽培家・岡本よりたか氏の存在
オーガニックの珈琲豆を意識して厳選

独立後、家計の足しに野菜を作ろうと考えていたときに出会ったのが福岡正信さんの『自然農法 わら一本の革命』。その後、無肥料栽培家である岡本よりたかさんと出会い、多くを学んだことから珈琲豆の選び方がこれまでと一変しました。今ではオーガニックの珈琲豆を中心に選んだり、焙煎環境も意識しています。

唯一の国際的なコーヒー鑑定士の資格
難関突破の秘訣は日々の心がけから

難関と言われている唯一の国際的なコーヒー鑑定士の資格・Q アラビカグレーダーも一度の試験で取得できました。これは独立後も欠かさず焙煎技術の向上に努めていることはもちろんですが、常日頃からなるべく自然な物を口にすることを心がけているおかげで感覚が研ぎ澄まされたのだと感じています。

赤富士珈琲店主 清勝紀プロフィール

店主:清 勝紀(せい かつのり)
 
<資格>
▽CQI認定Qアラビカグレーダー(国際コーヒー鑑定士)
Coffee Quality Institute Certified Q Arabica Grader
▽SCAJ2017「コーヒーマイスター利きコーヒー選手権」優勝
▽SCAJ認定アドバンスドコーヒーマイスター
Specialty Coffee Association of Japan Certified Advanced Coffee Meister
▽カフェ・バッハグループ所属
 
<略歴>
静岡県富士市出身。ファストフードなどいくつかの職種を経て、大手喫茶チェーンに勤務。店長在任中に品質を顧みない利益・効率重視の営業に不信感を持つ。そんな時に出会ったのが自家焙煎珈琲の名店カフェ・バッハ田口護氏の著作『珈琲大全』だった。日本一美味しい珈琲を提供したいという思いが強くなり、2011年より田口氏に師事。珈琲の基礎から経営、焙煎技術まで珈琲にまつわる全てのことを学ぶ。 また、技術だけにとどまらず、田口氏の本物にこだわる姿勢にも感化される。

約3年にわたる修行を終え、2014年10月に地元・富士市で開業。経営が安定するまでの家計の足しにと野菜づくりを考えていた矢先、知人から福岡正信氏の『自然農法 わら一本の革命』を紹介され、初めて農薬や化学肥料の存在を意識するようになり、自然農法に興味を持つ。早速、野菜づくりを始めるもなかなか上手くいかないときに無肥料栽培家の岡本よりたか氏のセミナーに参加し、多大なる影響を受ける。珈琲豆も農産物であるということを再確認し、これまでの味だけで判断していた珈琲豆の選び方を見直し、美味しさを前提にしながらも、農薬やポストハーベストの有無、豆の育成方法や品種、生産者の哲学、環境などをも考慮して仕入れるようになる。またそれはコーヒーについてのことだけでなく、生活にも影響し、食品添加物などのことも知り、日々口にする食材についても深く想いが至り、ライフスタイルの変化にも繋がっていく。
 
2020年に現店舗がある富士宮市に移転。現在は「美味しさ・健康・循環・持続性の共立」をコンセプトに掲げて経営しているが、珈琲焙煎のかたわら、約100坪の畑で「無農薬・無肥料・無除草剤・固定種・自家採種」にこだわった循環型の野菜作りも実践。焙煎時に出るシルバースキン(表面の薄皮)や欠点豆なども無駄なく堆肥化するなど、珈琲焙煎の世界にとどまることなく、環境すべてに配慮した唯一無二の珈琲焙煎士としてあり続けている。